第16回研究大会(2015)
開催日:2015年11月7日(土)、8日(日)
場所:神田外語大学
(千葉市美浜区若葉1-4-1)
アクセス:http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/access/
*1日目は7号館、2日目は2号館と会場が異なりますので、ご注意下さい。
施設案内(PDF):http://www.ackj.org/wp/wp-content/uploads/2015/10/ACKJ2015map.pdf
11月7日(土)
12時30分~14時00分 理事会(7号館2階7−204)
14時00分 受付開始(7号館2階クリスタルホール前)
14時30分~17時45分
シンポジウム「東アジアの未来-日中韓協力から考える」(7号館2階クリスタルホール、神田外語大学グローバルコミュニケーション研究所(GCI)と共催)
第1部 基調講演「日本外交における日中韓協力-その意義と課題」
講師:薮中三十二(立命館大学教授、元外務事務次官)
第2部 パネル・ディスカッション
パネリスト(五十音順):
伊集院敦(日本経済研究センター国際アジア研究部長、日本経済新聞元ソウル支局長、元中国総局長)
金栄鎬(広島市立大学教授)
平岩俊司(関西学院大学教授)
司会:阪田恭代(神田外語大学教授)
18時00分~ 懇親会(4号館1階 ラパス(LaPaz))
11月8日(日)
8時45分 受付開始(2号館1階)
9時00分~12時30分 自由論題
自由論題A:韓国政治(9時00分~10時20分、2号館2階2-203)
司会・討論者:浅羽祐樹(新潟県立大学)
江上慎太郎(九州大学大学院)
「朴正煕政権の文化政策-南北分断体制と文化芸術振興法-」
伊藤弘太郎(中央大学大学院)
「金泳三政権成立後の韓国国防政策の変化-防衛産業政策を中心に-」
自由論題B:北朝鮮政治・経済(9時00分~10時20分、2号館2階2-204)
司会・討論者:宮本悟(聖学院大学)
森類臣(立命館大学)
「『音楽政治』における継承と革新-モランボン楽団をめぐる社会学的考察-」
文聖姫(東京大学大学院)
「北朝鮮における現地調査に基づく経済政策と経済実態に関する考察」
自由論題C:日韓関係(10時30分~12時30分、2号館2階2-203)
司会・討論者:木宮正史(東京大学)
金恩貞((公)ひょうご震災記念21世紀研究機構)
「日韓会談請求権問題における日本政府の政策的連続性-『経済協力方式』の起源と妥結-」
朴敬珉(慶應義塾大学大学院)
「戦後日本の対韓国外交の源流-朝鮮縁故者の認識と対応を中心に-」
大西裕(神戸大学)
「国際的都市間連携の研究-日韓姉妹都市協定を題材に‐」
自由論題D:韓国社会(10時30分~12時30分、2号館2階2-204)
司会・討論者:金香男(フェリス女学院大学)
小林和美(大阪教育大学)
「1990年代以降の韓国における『早期留学』の変遷」
新藤麻里(東京大学大学院)
「現代韓国社会における未婚成人子の親子同居の現状と特徴-同居の規定要因分析を通じて‐」
12時40分~13時30分 理事会(2号館3階2−302)
13時40分~14時30分 総会(2号館3階2−301)
14時45分~17時30分
共通論題「社会運動から考える現代韓国社会」(2号館3階2−301)
パネリスト(報告順)
清水敏行(札幌学院大学):市民運動を中心に
金元重(千葉商科大学):労働運動を中心に
春木育美(東洋英和女学院大学):女性運動を中心に
澤田克己(毎日新聞社):ナショナル・アイデンティティに関連する運動を中心に
司会:磯崎典世(学習院大学)
討論:重冨真一(明治学院大学)
(趣旨説明)
韓国社会の特徴の一つとして、社会運動の活発さが挙げられる。1980年代の民主化運動や労働運動に代表されるように、これまで盛んに展開された社会運動は、韓国社会のあり方に対しても大きな影響を与えており、こんにちでも、さまざまなイシューに関して多様な運動が繰り広げられてきている。しかし近年では、個別のイシューや運動の「各論」の蓄積は厚くなっているものの、幅広い視角からそれらを検討し、総合しようとする試みは必ずしも多くないように感じられる。
そこで今回の共通論題では、市民運動、労働運動、女性運動、ナショナル・アイデンティティに関連する運動のそれぞれに造詣の深いパネリストを迎え、地域研究の持つ長所の一つである「総合的な視角」を生かしつつ、韓国におけるさまざまな社会運動の展開過程・実態、ならびにそれらが韓国社会に与える影響と韓国社会において展開されていることによる被規定性などについて幅広く検討し、「社会運動」という切り口から韓国社会を理解していくことを試みたい。